我孫子市クリーンセンター5つの特徴

地元住民に安全で安心してもらえる施設

周辺環境と調和する施設

市民に愛され、地域に開かれた施設

エネルギーを創出する施設

災害に強い施設

①地元住民に安全で安心してもらえる施設

  • 安全の確保を最重要項目として技術や機器を導入し、維持管理が容易で、故障が発生しにくい、安定した信頼性の高い施設を目指します。
  • ごみの焼却量や焼却灰の搬出量、排ガス中のばい煙濃度(ばいじん、硫黄酸化物、塩化水素及び窒素酸化物)、ダイオキシン類の濃度、水銀の濃度の測定に係る記録を定期的に公開し、市民から信頼される開かれた施設運営を行います。
  • 大気へ排出される物質に対しては、国や県が定める環境基準より、さらに厳しい自主基準値を設けます。

②周辺環境と調和する施設

  • 環境負荷の抑制に努めるとともに、可能な限りエネルギー消費の小さい施設を目指します。
  • 周辺環境と調和する意匠・形態を備えた施設とし、緑化による修景を行います。
  • プラント排水は、施設内で再利用し、無放流とします。

③市民に愛され、地域に開かれた施設

  • 施設見学会を実施し、ごみの減量や資源の分別等をテーマに市民が身近に学習できる施設を目指します。
  • 手賀沼と利根川の自然がおりなす我孫子市の豊かな環境を学べる施設を目指します。

④エネルギーを創出する施設

  • ごみの焼却から得られるエネルギーを利用し、非常時において外部電力に頼らずに、自力で施設を稼働させることができます。
  • 平時は創出した電力を売却し、エネルギーを有効活用します。

⑤災害に強い施設

  • 浸水対策として、外壁は7.2mまでRC構造とし、各出入口に防水扉や止水板を設置、また重要設備は2階以上に設置することで施設への浸水を極力低減し、被災時でも施設機能を維持します。
  • 耐震性や耐久性を確保した災害に強い施設として、災害により一時的に増加したごみや災害特有のごみにも対応していきます。
  • 災害発生後は、エネルギーを創出する利点を活用し、地元や被災者向けにサービスを提供できるよう、地域の復旧の一助を担う施設を目指します。

施設概要

施設名称我孫子市クリーンセンター
所在地千葉県我孫子市中峠2274番地
敷地面積9,147.85㎡
竣工日2023年3月31日

設備概要

処理能力120t/日(60t/日×2炉)
受入れ供給設備ピット&クレーン方式
燃焼設備ストーカ式焼却炉
燃焼ガス冷却設備廃熱ボイラ方式
排ガス処理設備集じん器(消石灰、活性炭噴霧)
余熱利用設備蒸気タービン(1,990kW)
通風設備平衡通風式、煙突(高さ59m、建屋一体型)
灰出し設備灰搬出装置、飛灰処理(薬剤処理)装置
ピット&クレーン方式
給水設備上水、井水、再利用水
排水処理設備プラント系排水:排水処理後に場内再利用
生活系排水:浄化槽処理後、布湖排水路へ放流
電気設備高圧1回線受電、非常用発電機
計装制御設備分散型自動制御システム(DCS)

排ガス基準

ばいじん0.01g/㎥N
硫黄酸化物40ppm
塩化水素100mg/㎥N
窒素酸化物150ppm
ダイオキシン類0.05ng-TEQ/ ㎥N
水銀30μg/ ㎥N